顔汗はどうして顔にだけ出るのか?原因は?汗の特徴と抑える対処法はある?
2016/07/17
顔に汗をかくと、せっかくのメイクも台無しに・・・
気温はそうでもなく、体にも汗をかいていないのに
どうして顔にだけ汗が出てしまうんだろう?
しかも顔の汗って、何だかべたべたしてて普通に拭くだけでは
なかなかすっきりしない・・・
何度も何度もそう化粧直しばかり、やってられないですよね^^;
今回は、顔にだけ出る汗について詳しく調べてまとめてみました。
参考になれば、幸いです^^
1章 顔汗はどうして顔にだけ出るの?原因は何?
汗をかくということは、体内から熱を逃がし身体に熱がこもらないよう
発散させる体温調整機能の一つ。
普段は体内の体温を下げるために、全身から汗が出るのが健康的な状態。
なんで顔にばっかり汗をかくのか?
その原因を見ていきましょう^^
運動不足・汗腺機能がお休み中
汗をかかない生活をしている事が原因です。
運動不足・エアコンがずっとついている場所にいる人は
汗腺が汗をかくことを忘れてしまい、体が汗をかけない体質になるそうです。
手足や体に汗をかけないと、普段から動いている事が多い顔で体温調節を行う為
顔ばかりに汗が出てしまう結果に^^;
肥満の人も顔に汗をかくことが多い場合もあります。
顔だけでなく、体全体に汗をかくことがほとんどなんですが
全身を覆う脂肪で、うまく体の外に熱を放出が出来ない事が原因のようです。
ストレス・緊張・不安
緊張やストレス、不安を感じる事が原因でどっと汗が出てきます。
体温調節のためではなく、ストレスや緊張、不安といった精神的
心理的な問題が原因。
精神性発汗といいますが、冷や汗・手に汗握る汗も精神性発汗によるもの。
顔面多汗症
体の特定の部分からのみ、異常に汗が出る症状の事。
顔面多汗症の原因には、ストレスも少なからず関係しています。
女性ホルモンのバランスの乱れ
女性特有の顔汗。
女性ホルモンはとっても繊細なんです。
バランスを崩してしまうと、自律神経も失調しやすくなる。
自律神経は、体温調節などもつかさどっているので
うまく体温調節が乱れた事により出来ず、結果顔に汗を掻いてしまいます。
いかがですか?当てはまる項目はありましたか?
出来るなら、今すぐにでも顔汗って何とかしたいですよね
このように、顔汗は生活習慣・精神面が主な原因で
時間をかけて改善していくものが多いんですね^^;
続いては、顔にかく汗と体にかく汗はどう違うのか?
汗の特徴をご紹介していきます。
2章 顔汗の特徴は?
汗にはいい汗と、わるい汗があります。
汗腺について、少し仕組みをお話しますね^^
汗は、皮膚にある「汗腺」から分泌されます。
実は汗の元って、皮膚血管の中を流れる血液。
人間に必要不可欠な、ミネラルや老廃物が含まれている為
コレがすべて汗となって出てきてしまっては大変です^^;
そこで汗腺の出番。
汗腺の仕組み
汗腺は血液から赤血球、白血球、血小板を除いた
血漿(ケッショウ)という液体を、汲みとります。
そしてこの血漿(ケッショウ)の中から、必要なミネラルなどを栄養分を
血管の中へ戻してあげて、その残りを汗として出してくれる
汗腺の再吸収という、働きをします。
ここで、いい汗・わるい汗を分けてくれるんですね^^
脱線してしまいましたが、仕組みは分かっていただけたでしょうか?
では本題に戻り・・・
いい汗とは?特徴は?
汗腺の再吸収がしっかり機能していれば、純粋な水に近いサラサラした
いい汗が出ます。
いい汗は、小粒で蒸発しやすく少ない量で体温を下げる事が出来ます。
余談ですが、いい汗はやせる汗とも言われているんですね^^
わるい汗とは?特徴は?
汗腺の再吸収がしっかり機能出来ず、うまくミネラルや老廃物等を
戻せない状態だと、ベタベタ・ネバネバとした臭いのある
わるい汗になってしまいます。
わるい汗は、いい汗と違い大粒になりやすく蒸発しにくい。
なのでたくさんの血液(汗)を使わないと、体温を調節する事が出来ない為
体力を消耗しやすいのだそう。
余談ですが、悪い汗は、太る汗と言われています^^;
わるい顔汗は全身にかく汗に比べて、ベタベタであることが多いです。
特に化粧をしている上から、汗だけを拭うのがとっても大変。
いい汗の場合さらさらしているので、ポンポンッと汗をハンカチやタオル等で
顔の上から押さえるだけで、簡単に拭う事が出来ます。
3章 抑える対処法はある?
こんな方法やっていませんか?
汗拭きシート
制汗剤をシュッ
帯やブラジャーでぎゅっと縛る・・・痛くて、きついだけ!
キンキンに冷やす・・・一瞬だけ
つぼ連打・・・気持ちいいけど、汗引かない
体質改善・・・いつまでやるの?
化粧直しを何度もする・・・時間ない
ウォータープルーフの化粧品・・・肌が心配、落とすの大変
どれもお肌に負担を掛けるものが多く、コストも時間も掛かります。
では、どんな方法で顔汗を抑えられるのか?
いくつかご紹介していきましょう。
有酸素運動をする
全身で汗をかける有酸素運動がおすすめです。
運動はストレスを解消する役割もあるので、運動不足・顔面多汗症
どちらの場合にも効果的^^
運動は汗腺を鍛えてくれます。
お休み中の汗腺機能を、呼び起こしてくれる為
質のいいさらさらな汗がかけます^^
ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳など
1日20分以上行うといいでしょう。
運動が出来ない場合は、サウナや岩盤浴も効果的です。
冷やす
首の後ろにある、太い血管を冷やします。
一時的に血行を抑制してくれるので、汗を抑えてくれます。
私は、フェイスタオルに保冷剤をくるんで首に巻いてみました。
結露も防いでくれて、冷たくていいですよ^^
見た目の問題が気になる場合は、ストールなどを巻く際に結露対策をした
ケーキなどについてくる保冷剤を使って下さい。
両脇を圧迫する
「皮膚圧半側発汗現象」という体の現象を利用して、顔汗を止める方法。
どういうもの?
体の左右上下のいずれかを圧迫すると、圧迫された側の汗は抑えられる
その反対側では、発汗が促進されるという現象。
この現象を利用する事で、顔の汗を抑えることが出来ます。
舞妓さんもこの半側発汗を利用しているんでです^^
胸ぐらいの位置を圧迫することで、そこから上の汗が抑えられます。
紐などを胸の位置に巻いても良いですが、「汗止め帯」や「汗止めベルト」
等の専用のものを使うと、コストは掛かりますが便利ですよ^^
顔用の制汗剤
メイク前の秘密兵器を使う方法。
顔汗用・制汗ジェル等、専用のものもあるので活用しましょう。
メイク下地前に塗ることで、汗によるメイク崩れを防ぐ事が出来ます^^
コレで化粧直しの回数も減らす事が出来そうですね。
食事に気をつける
汗をサラサラにしたり、発汗を抑制する効果のある
大豆イソフラボンを積極的に摂取^^
顔汗の対策に役立ちますよ。
しかしこれは一時的なものではなく、体質改善が目的の方法なので
一度に多く摂取せず適量を守り、継続していきましょう。
1日40mg~50mgの摂取が理想的な量です。
1日40mg摂る為には?
豆腐半丁(約150g)
納豆1パック(45mg)
豆乳1パック(200mg)
そのほかにも、アボガドや大葉も大豆イソフラボンを多く含んでいます。
これらを上手に一日一日摂取し、改善を目指しましょう^^
まとめ
顔汗って一番目立つ場所だから、人目がすっごく気になってしまう
嫌な汗ですよね^^;
これからの時期、汗とは長~いお付き合いとなります。
しっかりと対策して気持ちよく、暑い毎日を過ごしましょう^^